カンゲキ記

夢のひとときに感謝

BS時代劇『大富豪同心』第9話~刺客と揚羽蝶!~

時代劇にラジオにと、この週末は合田さんご出演の番組が続いて
雨でも大変楽しい時間を過ごしております。
ラジオは来週もゲストということで、どんなお話が伺えるのかますます楽しみ♪

さて、「大富豪同心」9話
卯之さんが刺客たちに命を狙われるお話。

何より隼人くん、ご立派になられてねぇぇぇ。俳優祭の模擬店で当時小学生だった隼人くんと
じゃんけんしてお菓子を奪った……いや、頂戴した事がまるで昨日のようですが(^^;
月日の経つのは本当に早いものです。
数年前の歌舞伎鑑賞教室もその工夫を凝らした解説に感心しきりでしたが、
昨今の目覚ましいご活躍、まさに時代に求められる歌舞伎俳優さんという風情で
頼もしい限りです!

そんな隼人くんが主演をおつとめの時代劇に合田さんがゲスト出演されるという事で
ヤバイヤバイヤバイ。
月末月初の慌ただしい時期なのに、仕事中妄想が捗ってキケンでした(爆)

合田さんが演じるのは卯之さんらを狙う刺客のひとり、殺し屋の佐吉。

原作では「佐吉春秋」という章題が付けられた部分からサイドストーリー的に語られる
佐吉の姿。卯之吉を狙う刺客という設定は同じですが、彼の生い立ちや殺し屋となって
しまった経緯を卯之さんらが知ることはなく幕を閉じます。
ドラマで描かれた以上に悲惨で壮絶な佐吉の生き様、誰ともわかりあえなかった人生に
一縷の光を見出したかと思った矢先のお峰の仕打ち。

こんなの合田さんに演じられたらヤバイヤバイヤバイ。

しかし、ドラマではストーリーに副う設定と少々マイルドな展開(とは云え、殺めすぎぃぃ!)
想い人に再会できた、気持ちが通じている時間もあった。
そしてそれを卯之さんたちの心にも残すことができた……と、救いのある物語に
仕立てられ、なんだか安堵してしまいました(^^;

菊野さんと佐吉さんの横顔、とっても切なくて美しくて。
幼い頃からの貧困故に自分が幸せになる事も、人を幸せにする術も知らなかった
悲しい佐吉の冷たい瞳と、そんな人生の中で唯一の希望だった菊野さんと向き合う際に
時折こぼれる柔和な表情のギャップが!合田さんらしい演じ分けに胸がズキズキしました。


それにしても!大工姿も鯔背でカッコイイ!!
鮮やかな殺しの手口、畳の上をくるくる回る身のこなしも素敵すぎて……

必殺をやりましょう!!合田さんの仕事人が見たいです!!


手を血に染めた人間が誰かを幸せにする事などできない……
世の掟をようやく悟ったのでしょうか。
殺し屋である自分に、いや生きるということそのものに失望し、
自らお峰の手に掛かったようにも思える印象的な最期でした。
(でも、原作の非道な最期を演じる倫子さんと合田さんも見たかった・笑)

 
佐吉さんの行動が権八小紫を髣髴とさせます。
あれもね、褒められた話ではないけれど(^^;大好きです。
どうにも憎めない権八さん。とてもピュアに感じられて悲しくて。
佐吉さんも恐ろしい殺人鬼だけど、同じ匂いがするキャラクターでした。

~余談~

権八小紫を題材にした『流星』っていう木原敏江先生の読み切りがあるのですが、
タイトルからの連想か七夕になると読みたくなります。
そして、本日の合田さんの日記。一見何の関係もないようですが、実は七夕に掛けた
話題(スターとか、願いや夢が叶うとか…)なのかしらと?フフフってしちゃいました。
粋ですね♪