カンゲキ記

夢のひとときに感謝

横浜→小田原

7日は久しぶりにアクティブ全開で色々とカンゲキして参りました。

9月に入り涼しい日が続いていた上に、台風接近で悪天候も予想されていたので……

まさか、こんな猛暑になるとは思ってなかったんですもの!!(爆)

雨はどこ???

しかし、お陰で全行程たっぷり楽しむことができました♪


まず、はじめに向かったのは横浜。
日本大通りで開催されている「ベトナムフェスタin神奈川」風魔忍者のショーがお目当てです。

昨年の同イベントとハノイでのショーの様子を動画で拝見して感動したので、
今年は実際に足を運ぼうと決めていました!!

f:id:cosmic-fancy:20190907113822j:plain

酒井博史さん率いる忍者さんたち!
酒井さんは、合田さんが主演された戦国伊賀の乱でアクション監督を務められた方。
合田さんの伊賀忍三部作の中でアクションが一番好みなのがこの戦国~です。
5年前の小田原風魔まつりでのナマの迫力は、まだまだ鮮明に焼き付いています。

 

f:id:cosmic-fancy:20190907115555j:plain
今年はナント、くノ一さんもご参戦!!

f:id:cosmic-fancy:20190907115743j:plain
身軽さを活かした技が次々と繰り出されて圧巻。

 

f:id:cosmic-fancy:20190907115754j:plain
カッコよくて可憐で釘付けになってしまいましたよぉぉぉ。

このショーに科白はありません。

演者さんの身体の動き、表情、そして生演奏される和楽器の音色で物語が紡がれていきます。
忍者さんのたちのアクションは私が述べるまでもなく凄いのですが、皆さん目のお芝居が素晴らしくって。
その表情に引き込まれてしまいました。

f:id:cosmic-fancy:20190907115550j:plain  f:id:cosmic-fancy:20190907115656j:plain
寡黙に熱く目で語る。

 

f:id:cosmic-fancy:20190907114807j:plain  f:id:cosmic-fancy:20190907114735j:plain
か、かっこいい。。

寂空さんの三味線、岸田晃司さんの篠笛、御木惇史さんの和太鼓のナマ演奏も。
ベトナムフェスタということでちょっとオリエンタルな風を感じる音色が更に熱気を帯びさせます。
こんな間近に和楽器のセッションを浴びることができるなんて、本当に贅沢な時間でした。

約30分のショーはとっても濃密で、ジリジリとした暑さをすっかり忘れてしまう程
夢中になってしまいました。


風魔忍者を堪能した後は、中華街でランチを済ませ港の見える丘公園へ。

今日のお目当て2つめ。

f:id:cosmic-fancy:20190907140147j:plain

大佛次郎記念館で開催中のヨコハマ物語の原画展。

なかなか訪れるタイミングを得られず会期終了前日の鑑賞になってしまいました(汗)

f:id:cosmic-fancy:20190907133016j:plain

和紀サマ〜〜〜

f:id:cosmic-fancy:20190909130132j:plain

カラーパネルは撮影OK。
スマホの壁紙用にしっかりカメラに収めさせていただきました。

文明開化の横浜に生きた二人の女性の物語。
和紀サマの真骨頂である女性の可愛らしさ強さ、夢に直走る男のロマン、交錯する愛情が
余すところなく散りばめられた大河漫画。
ちょうど私と同い年くらいの作品ですが、今読んでも全く褪せない感性で描かれています。

原画もとても美しい状態で保存されていて、この作品を初めて読んだ10代の私の感動が
鮮やかに蘇ってきました。


館内では連載開始時のフレンドも手に取れるようになっており、誌内に掲載されている
80年代の芸能情報や広告の懐かしさにもニヤリ。変な通販とか(笑)

あさきゆめみしの作画風景を撮影したドキュメンタリー?も流れていて眼福。

丘の上のレトロな洋館で、しばしのタイムスリップを楽しみました。

 

さてさて、若干の名残惜しさを感じながら横浜を後にし、一路小田原へ。
気になっていた城町cafeにて抹茶ティラミスとアイスティーをいただき、
身体の火照りを鎮めたら、小田原城の銅門へ。

f:id:cosmic-fancy:20190907164922j:plain

小田原映画祭のオープニングセレモニーを鑑賞です!!

今年のオープニングを飾るのは「二宮金次郎」!

オープニングトークで五十嵐匠監督、小宮孝泰さん、そして合田雅吏さんの
作品に対する思いをたっぷり伺ったあとはいよいよ上映です。

 

f:id:cosmic-fancy:20190909130846j:plain
お城の風景が空の深さに沈み、月灯もほんのりと。

物語は山の景色、川辺の風景、田の色づき。たくさんの自然を背景に繰り広げられます。
野外での上映は、風の匂いや虫の声、夜の音……それらが作品の世界観と同期して、
まさに五感全てで感じる特別でとても贅沢な映画体験ができます。
一度見た作品でも、その感動は格別です。

途中はらりと通り過ぎた雨。エンドロール間際に映画の終焉を惜しむかのように
再びザーッと降り始めてしまいました。多くの観客がびしょ濡れになりながらも
最後、五十嵐監督のお名前を見るまで席を立たず、大きな大きな拍手で幕を閉じました。

自然をも味方につけたかのようなニクい演出。
金次郎先生も一緒に映画を見ていたのかな?(笑)


忘れ得ぬ初秋の一夜となりました。